清流「錦川」沿いを走る岩国-錦町を結ぶ第三セクターの鉄道

会社概要

会社概要

会社名 錦川鉄道株式会社
代表者 代表取締役社長 廣田 幹
所在地 〒740-0724 山口県岩国市錦町広瀬7873番地9
TEL. 0827-72-2002 FAX. 0827-72-3728
E-mail info@nishikigawa.com
設立 昭和62年4月1日
資本金 1億円
事業内容 鉄道事業・バス運行受託業務・遊覧車運行事業・指定管理事業・錦帯橋事業・飲食物沿線土産品販売
社員 計63名(令和6年3月31日現在)
区間 川西~錦町
延長 32.7km
駅数 13駅(川西はJRとの共同)
最長駅間 根笠~河山 4.4km
最長トンネル 柳瀬トンネル 1032m
列車本数 毎日10往復(H31.3月現在)全列車JR岩国駅乗り入れ
所要時間 63分(岩国~錦町、最速列車)

会社沿革

錦川清流線の今昔

むかし

昔、錦川清流線は”岩日線(がんにちせん)”と呼ばれていました。
岩日線は山陽本線岩国駅と山口線日原駅を結ぶ予定で、陰陽連絡鉄道の1つとして建設が開始されました。
しかし、大半の工事が完成したところで昭和55年の国鉄再建法によって工事が中断され、先に開業していた錦町までの岩日線も赤字のため、第3セクターの錦川鉄道に移管されました。
一度も列車が走ることなく計画が中止された路盤が今も残っています。

いま

線名は、開業にあたり、「錦川清流線」と名付けられました。
その名の通り、名勝「錦帯橋」のある清流錦川に沿って、終点「錦町」まで急峻な山肌を縫うように線路が敷かれ、車窓からは美しい四季折々の景観が鮮やかに写し出され、岩国~錦町まで1時間ちょっとの小さな旅を楽しむことができます。沿線の市町村では、自然に恵まれた見どころが沢山あります。

営業成績

R5営業成績

被害者等支援計画

沿革

大正11年 改正鉄道敷設法公布
「山口県岩国より島根県日原に至る鉄道」が指定
昭和25年 岩日線鉄道敷設期成同盟会結成
昭和29年 岩国~広瀬間工事着工
昭和35年 11月 国鉄岩日線(川西~河山間)開業
昭和38年 10月 国鉄岩日線(川西~錦町間)開業
昭和40年 岩日北線(錦町~六日市間)工事着工
昭和46年 河山鉱業所閉鎖により貨物営業廃止
昭和55年 国鉄再建法により岩日北線工事中断
昭和59年 6月 国鉄岩日線が第2次特定地方交通線に指定
昭和61年 11月 国鉄岩日線第3セクター鉄道化決定
昭和62年 4月 錦川鉄道株式会社設立
国鉄分割民営化、岩日線は西日本旅客鉄道株式会社に引継ぐ
昭和62年 7月 錦川清流線開業(岩日線を引継ぐ)
平成元年 1月 消費税導入されるも運賃値上げは行われず
平成元年 8月 イベント対応車両1両増備、車両計6両となる
納涼カラオケ列車運転開始
平成3年 3月 北河内~錦町間特殊自動閉塞方式使用開始
平成3年 4月 旅行業部門「清流線トラベルサービス」営業開始
平成5年 3月 守内かさ神駅開業
平成7年 12月 清流線ギフトカード発売開始
平成9年 4月 消費税率改定により開業以来初の運賃値上げ(消費税分転嫁)
平成 9年 5月 錦町レンタサイクル営業開始
平成9年 7月 開業10周年 記念行事
平成10年 4月 錦町営バス運行請負業開始
平成11年 10月 動物キャラクター列車運転開始(車両塗装変更)
平成12年 2月 清流カラー最終列車運転(3月で全車塗装変更完了)
平成13年 3月 岩日北線用地地元錦町に無償譲渡
平成13年 7月 開業14周年 、全駅硬券入場券セット発売
平成13年 11月 ホームページ開設
平成14年 7月 とことこトレイン運行開始
平成15年 3月 きらら夢トンネルの壁画製作(320m)、ブラックライト照明開始
平成15年 10月 錦川清流線沿線景観づくり事業開始(~3/24終了)
平成16年 3月 きらら夢トンネルの壁画延長(310m、総全長630m)
平成16年 8月 「清流線まつり」開催
平成16年 10月 「日本鉄道賞」受賞
平成17年 4月 運賃改定
平成17年 8月 「第2回清流線まつり」開催
平成17年 10月 とことこトレイン10万人達成
平成18年 8月 「第3回清流線まつり」開催
平成18年 10月 JR岩国駅東口簡易委託開始
平成19年 3月 新型車両導入(せせらぎ号)
平成19年 8月 「第4回清流線まつり」&「開業20周年 記念式典」開催
平成20年 8月 「第5回清流線まつり」開催
平成20年 12月 新型車両導入(きらめき号)全車4両勢揃い、キャラクター列車さよなら運転
平成21年 3月 錦川清流線 1000万人輸送の達成(開業21年 目)記念式典開催
平成21年 9月 「とことこトレイン」2編成更新(愛地球博グローバルトラム電気自動車を投入)
平成22年 10月 鉄道開通(岩国~河山間)50周年 記念式典、ファションショー、ミニSL運転等開催
平成22年 12月 新滝発掘(北河内~椋野間)「清流の滝」に決定、滝看板新設、時速5キロの観光徐行
平成23年 3月 超スロー運転の開始、車窓の景観4カ所を選定し、日中列車を対象に観光徐行の開始
平成23年 4月 錦川鉄道ホームページのリニューアル、列車・バス時刻表、沿線観光案内、予約システム導入等整備拡充
平成23年 7月 とことこトレインと錦川清流線列車による山口国体炬火リレー
平成23年 10月 錦川鉄道パトロールカー四駆バンの贈呈式開催、4両連結・とことこトレインの写真ラッピング車をJA共済連から寄贈
平成24年 3月 新滝(椋野~南桑間)「かじかの滝」に決定し看板設置、時速5キロの徐行と同時に観光徐行を6ヶ所に拡大
平成24年 3月 景観事業完成式典の開催(幼稚園児、地元住民招待)、沿線雑木伐採、毛筆書の全駅名表新設、構内桜テングス病除去
平成24年 8月 開業25周年 記念式典(謝状贈呈式、清流線まつり)開催、夢トンネルで5年 間タイムカプセル熟成酒の発売
平成24年 9月 「とことこトレイン」乗客30万人達成(開業10年 目)記念式典の開催
平成25年 3月 「御庄駅」を「清流新岩国駅」に改称して、駅で記念式典を開催
平成25年 4月 岩国ロープウェーや岩国城を管理運営する岩国市の指定管理業務と錦帯橋の管理運営業務を行うため岩国管理所を新規設立
平成25年 4月 制服を一新。襟に金モール2本、袖と胸に会社名ワッペン、袖の金モール線は1本が一般職、2本は管理職以上、同時期にロープウェイに水色を基調とした新制服を導入
平成25年 4月 鉄道お宝展 「鉄道タブレット閉塞機2台をとことこ切符発売所に常設展示」
平成26年 4月 運賃改定
平成26年 10月 錦町駅ホームに「腕木式信号機・夢しるべ」の展示
平成27年 6月 代表取締役交代
平成27年 10月 売店事業 岩国市5酒蔵仕入れ契約締結
平成27年 11月 岩国市生活交通バス業務 一部返還
平成28年 4月 岩国城・岩国城索道の指定管理が利用料金制となる
平成28年 10月 「錦川清流線・昼得切符」発売開始
平成29年 3月 錦町駅舎等リニューアル及び鉄道資料館等新設・とことこトレイン雙津峡温泉駅トイレ新設
平成29年 4月 とことこトレイン40万人達成
平成29年 5月 国鉄レトロ車両「キハ40」搬入
平成29年 7月 開業30周年 記念「感謝の集い」開催
平成29年 9月 5年 前に発売した酒タイムトラベル「夢眠」の開封イベント及び、感謝の夕べ開催
平成29年 9月 山口デスティネーションキャンペーンで、利き酒列車のイベントより、キハ40車両の運行開始
平成29年 11月 平成31年 春に開業する新駅の駅名が「清流みはらし駅」に決定
平成30年12月 清流みはらし駅の展望施設から眺望できる滝の名称が「錦川みはらしの滝」に決定
平成30年12月 錦川鉄道ホームページのリニューアル。スマートフォンに対応、見やすさに重点を置き製作
平成31年3月 錦川清流線に、26年ぶりの新駅「清流みはらし駅」が開業
令和2年6月 代表取締役交代
令和2年7月 第三セクター鉄道等協議会の連携事業として、「鉄印帳」の販売開始
令和3年6月 車両5両と錦町駅待合室やトイレの抗ウイルス・抗菌施工の実施
令和3年6月 代表取締役社長交代
令和3年8月 Instagram等公式SNS開始
令和4年1月 無償減資実施(資本金:1億2,000万円→1億円)
令和5年2月 北河内駅にトイレを新設
令和5年8月 錦町駅売店のキャッシュレス決済開始
令和5年9月 とことこトレインのアナウンス刷新
令和6年1月 錦川清流線デジタルチケット発売開始
令和6年3月 きらら夢トンネル内にプロジェクションマッピング上映開始
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